CD&著書

演奏 ソプラノ  加藤万吏乃
筝       池上眞吾、平野裕子
十七絃     池上亜佐佳
尺八      田嶋謙一
パーカッション  金山典世
編曲 池上眞吾
MARS-ETT1838
定価 2,300円(税込)

 

紹介メッセージ

日本の懐かしい童謡や抒情歌を和楽器の響きとともに
ソプラノ歌手の加藤万吏乃が歌い上げています。
和楽器編成は、次世代を担うと期待される筝奏者であり
作曲家の池上眞吾氏が担当。曲の魅力を十二分に引き出しています。
また、しっとりと溶け合う歌声と筝や尺八の響きは、
聴く人の心の奥底に眠っている日本人としてのDNAを呼び覚ますことでしょう。

 

 

CD制作のいきさつ

ある演奏会で、お筝の伴奏で歌う機会を頂きました。
邦楽の方と演奏するのはこの時が初めてで、
まさに「目からウロコ」のとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
それはまるで今まで眠っていた日本人としての感性が目覚めるような感覚でした。
考えてみると、幼稚園の頃から習い始めたピアノも
その後の学校で学んだ音楽も、私の周りにある音楽は西洋音楽中心でした。
そのせいか、この時の邦楽の方たちの音楽作りや音色の素晴らしさが衝撃的に感じられました。
その後、何回か邦楽器との共演する機会を頂く中で、
池上眞吾氏に巡り合いました。池上氏は素晴らしい感性をお持ちの筝奏者であり作曲家で、
私は池上氏に特にお願いして自分のリサイタルを連続して3回も邦楽器の伴奏で演奏させて頂きました。
そんな中で生まれたのがこのCDです。リサイタルの演奏メンバー全員で山中湖畔のスタジオで録音し、
このCDのために編曲を委嘱した曲も数多く含まれています。お聴き頂ければ幸いです。

 

CDの曲目

雨降りお月    野口雨情詞 中山晋平曲
青い眼の人形   野口雨情詞 本居長世曲
赤い靴      野口雨情詞 本居長世曲
かなりや     西條八十詞 成田為三曲
小石                    野口雨情詞 本居長世曲
月の沙漠               加藤まさを詞 佐々木すぐる曲
浜辺の歌               林古渓詞 成田為三曲
平城山                  北見志保子詞 平井康三郎曲
信田の藪              野口雨情詞 藤井清水曲
七つの子              野口雨情詞 本居長世曲
砂山                     北原白秋詞 中山晋平~山田耕筰曲
さくらさくら       日本古謡
椰子の実             島崎藤村詞 大中寅二曲

 

推薦の言葉

和楽器の伴奏で日本の歌を演奏するのは、本来とても自然で
あたりまえのことではないだろうか。スペインの歌をギターの
伴奏で、イタリアの歌をマンドリンで、キューバならラテンの楽器
で伴奏し演奏するのは、本来の姿である。
今回の加藤万吏乃さんのCDは、そうした意味で和楽器の伴奏
を用いられており、日本語の美しさも伝わる素晴らしい仕上がり
と確信し、このCDが一層日本中に普及されるよう望んでいる。
特に小学、中学、高校の生徒に聞かせ、日本の抒情歌の
素晴らしさを認識して欲しいと思っている。

長田 暁二(音楽文化研究家)

多くの日本人の記憶の底にある童謡や抒情的な歌謡は、
折にふれ、懐かしい思い出を呼び覚ます。近頃、メロディーも
リズム感もかなり違った音楽が流行っているが、ある年齢以上の
人達にとってはここに収録された類が音楽の原風景といっても
よい。しかし、洋楽をモデルとした明治以降の音楽教育のため、
その伴奏は大概はオルガンやピアノなどで始められたであろう。
池上眞吾の筝、十七絃、尺八などによる編曲は、美しい歌唱に
さらに豊かな彩りをそえている。

山川 直治(邦楽研究家、元国立劇場主席芸能調査役)

 

心理療法と音楽療法があれば認知症はこわくない
著者:加藤 万吏乃
アグネ承風社
価格:2,200円(税込)
ISBN978-4-900508-87-3

紹介メッセージ

音楽って、好きな人だけが聴いたり演奏してれば良い、
ただの趣味なのでしょうか。
いいえ、どうも違う様なのです。この本では、人類の進化の歴史を
紐解く中で、人類と音楽がどのように密接な関係でいたか、
進化出来たかを解説し、だからこそ生まれた音楽療法について
話を進めて行きます。
また、心って何なのでしょう。
どうして人は病気になるのでしょう。
こちらも根本にまでさかのぼって探って行きます。
認知症は医学にお任せしていても快方には向かいません。
是非この本を参考に、音楽を味方にしながら認知症で悩む方に
アプローチしてみてください。

 

本書を書いたいきさつ

音楽療法士として仕事を始めて10年ほど経った時に
あるシンポジウムで音楽療法について講演する機会があり、
それがきっかけで音楽療法について本を書いてみないかとのお話を頂きました。
そのころ心理領域では、「病気」も心理療法で手放すことが
出来るのではないかとの仮説に従ってセッションを行っていました。
また音楽療法では、主に認知症予防や認知症患者のご高齢者とのセッションを
中心に行っていました。音楽療法は、音楽を媒体にして無意識下の
素の自分を解放する側面を持った療法なのですが、音楽療法が認知症との相性が良く、
快方に向かわせる手応えを感じていました。
この2つの流れがドッキングして生まれたのがこの本です。
認知症に対しては、医学はほぼ無力です。
本の中では、認知症に対する新たなアプローチ法にも言及しています。
ご関心ある多くの方に手に取って頂きたく思います。

 

目次

はじめに

音楽とは
音楽は世界の共通語?
音楽ってどんなもの?
ホミニドの進化の歴史と音楽
広義での音楽の定義

心とは
病気とは
「本当の自分」でいること
心のメカニズム
病気

音楽療法とは
音や音楽が持つ特徴
音楽が人間に及ぼす作用
音楽療法の定義
音楽療法を行う人
音楽療法の歴史
方法による分類
音楽による体験
療法として音楽にできること
音楽療法のエビデンスの現状

認知症と対策
なりたくない病気第1位?
認知症とは
認知症の分類
認知症の症状
認知症予防
認知症を治す・やめる
日本の現状

認知症への新しい取り組み
新しい心理療法のアプローチ
新しい音楽療法のアプローチ
ケース紹介
音楽療法と心理療法の連携
人生100年時代を生きる

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